ポルノライブ3
長くなってきた。
まだライブそのものの内容の話に入っていないが、ポルノグラフィティのライブが素晴らしいものということは間違いない。
書きたいことが、デビュー当時からポルノグラフィティのことが、そこそこ好きな1人の気持ちの変化をわかって欲しいという方向に変わってきている。
数年ぶりにライブに参戦した私はいつの間にか、世の中の変化についていけてなかったことに驚きつつ、キラキラしたものに触れて新鮮な気持ちになっているのだ。
実はポルノグラフィティのアルバムのバタフライエフェクトもこれまた数年ぶりに買ったCDだった。
ちなみに購入に至るまでにちょっとした紆余曲折があった。
最初は某レンタルショップで借りようと思ったのだが、レンタルショップになかったのだ。
(ポルノグラフィティを本当に好きなら最初からCDを買えと言われそうだなと思いつつ書いている。)
衝撃だった。ポルノグラフィティほどのアーティストの最新アルバムがない。たまたま借りられているのかもしれないと思いたいが、棚にあるのは10年近く前のベストアルバムが数枚とキング&クィーンのシングルが一枚だけだった。ポルノグラフィティに限らず、ジャニーズやいきものがかり、など私の青春時代のアーティストのCDも少ない。
レンタルCDコーナー自体が縮小されており、AKBなどのアイドルやボーカロイド、アニメや声優、ゲーム系のCDコーナーの方が場所を取っていた。
CDを買う余裕のない若い子向けのラインナップのように感じた。
ダウンロードで曲の購入やネット注文で家にも届く時代だから仕方ないと気を取り直して、CDを買いに行くことにしたのだが、これまたCDショップのJPOPのコーナー展開が縮小されており驚く。販売をしているCDショップですら新しい目のCDがほとんどなく、ベストアルバムと数年前のアルバムが数枚程度だった。
CDショップのメインコーナーを占めているのはレンタルショップと同じくアイドルやアニメ系ばかりだった。
気持ちが焦って来たことを覚えている。
ネットで注文するにも受け取る時間がないままライブ当日を迎えてしまう状況だったのだ。
CDがない現状を目の当たりにしどうするべきか考えていたとき、ちょうどポルノグラフィティのCDのところをチェックしている女性に気づいた。
私と同じく、バタフライエフェクトを探していたのだろう。1つ1つCDのタイトルを確認した後に、目的のものがなかったためにキョロキョロとして、違うコーナーを探しに行った。その人についていけば見つかるかもしれないと淡い期待をしたが、その女性はポルノグラフィティの棚に戻り、もう一度ないかどうか確認した後に諦めて立ち去っていった。
この地区でのポルノグラフィティのライブまで1週間を切っていたので、ポルノグラフィティのライブに行く同志だったと思う。
私も探しているので一緒に探しましょうと声をかけたかったぐらいだが、久しくCDを買っていないため、他にCDショップがどこにあるか調べるところからはじめる素人だったので、声をかけずに終わった。
若い頃はあちこちにあったと記憶しているCDショップが今だとどこにあるのか考えても思い出せない。
いつの間にか、普段の行動範囲内からCDショップが消えてることに寂しさを覚えたのだった。