ユリスの気まぐれ日記

ちょっと文章を書いてみたくなりました。

ポルノライブ1

2018年もうすぐ3月になる日。

2年ぶりくらいにポルノグラフィティと向き合った。

ライブ行く直前にアルバムを買って、ライブで分かるようにしようというぐらいの軽い気持ちだった。

そうしたら私の中にあったポルノグラフィティの世界が違っていた。

衝撃を受けた。

アポロを聴いたのは中学生のとき。デビュー曲の時からハマった記憶はある。

デビューから20年近く。

ライブもお金に余裕のできた大学生の時から都合付けば年1でライブに行くようにしていた。

気持ちを高めてくれる曲、癒してくれる曲、心に響く曲がたくさんあり、他のアーティストとは違ってポルノグラフィティと歩んできた思い出がたくさんあるのだ。

とはいえ、全部のライブ覚えてるとか、このアルバムに入っている曲がどうだとか、細かいところまで語れるほどポルノグラフィティの全てを網羅しているようなファンではない。

イントロクイズ出されても聴いたことあるけど曲名なんだっけ!?という事も多々ある。

それでも、ポルノグラフィティの曲は心臓がぐわぁッと苦しくなるような、高ぶるような、私の心にくる曲が多くあり、詳しいワケではないけど、すごく好きなんですと答えることができる。

だけどここ数年は仕事で悩むこともあり、あまりポルノグラフィティと向き合ってきていなかった。

余裕がなかったというのもあるが、テレビで紹介される新曲を聴いてもそこまで心に響いてこなかった。

なんとなく今までの思い出の曲ばかりを聴いて過ごしてきていた。

それだけでも十分に幸せを感じていたからだ。

私なりに突っ込んだ話すると、本間さんが関わる曲が心に響くことが多かった。

もちろん昭仁さんの声は唯一無二の特別な声と思っているし、大好きだし、晴一さんの詩の世界も好き、ライブでの姿もかっこいい。知らなかった音楽の世界やライブの楽しさを教えてくれたポルノグラフィティのことは大好き。

だけど、心に響くものを求めていた私は盲目的になるほど全部が好きとはいえなかった。

心に響いて来ないのは、本間さんが関わらなくなったからかなとか、前ほどのヒット曲にはならないだろうなとか。音楽全盛期と比べてしまう私が、言葉にはしないが目を背けていたことがあった。

それが何かと言われても、今、敢えてそれを言葉にはしようと思わない。

2年ぶりにアルバムを聴いて、ワクワクした気持ちでライブ会場にきている私には、いまさら言う必要はないと感じているからだ。


ライブの熱量はすごい。


若い子達が今回のライブグッズに身を包んでいる。思春期にポルノグラフィティ出会った人達で今もファンならこれぐらいの年代だろうなって人達もいる。

懐かしいライブTシャツを着ている人達もいる。

広い年代に愛されていると感じることができるこの場にいることだけで、幸せな気持ちになれる。

10代の頃にきいたキラキラした気持ちも忘れずにあるが、30代になって今までの積み重ねてきたものがある事に気づいた私は目頭が熱くなっている。

どんどんと年を重ねることに不安になって、若い頃の思い出に浸っていた私が、現実の30代の自分と向き合った感覚になっている。

自分の話になってしまったが、ポルノグラフィティの変化、成長、、、

成長というよりも成熟してきたというのだろう。

自分自身の成長し続けることの難しさを感じて、20代前半までのなんでも出来るんだって気持ちも色あせて、日々、なんとなく思い出に浸って生きてきていたのが、急に目が覚めた感じだ。

いま私の世界がキラキラしている。

これから始まるライブがすごく楽しみだ。

そろそろ会場に入ってポルノグラフィティの世界に浸ってこようとも思う。

ライブの後の私はどんな気持ちの変化があるか楽しみにしながら。

ポルノグラフィティに久々に会えるのを存分に楽しんでくる。

続く